リバランスとは?その必要性と注意点を分かりやすく解説!

投資
けんつ
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こんにちは!けんつです!

今回は、リバランスについて解説します!

リバランスって何?っていうレベルの人は、この記事を読めばリバランスの仕組みや注意点などが分かると思いますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい!

投資について学ぶと、リバランスという言葉を目にすることがあると思います。

これは、特にアセットアロケーション戦略とセットで使われる投資手法です。

バランスを整えることによって全体のリスクを減らしてパフォーマンスを上げる事が出来る方法なんです!

とても役に立つ便利な手法ですが、注意点などもありますので、解説していきますね!

結論:リバランスは必要!

結論からいうと、リバランスは必要です!

1つの銘柄に全財産ぶっ込んであとはほったらかし!っていうギャンブラーじゃない限りは、リバランスした方が良いです。

少なくとも、投資家であれば個人投資家でもリバランスがどういうものかについては知っておく必要があると思います!

リバランスのやり方

けんつ
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では、リバランスのやり方について分かりやすく簡単に説明しますね!

まずは各資産ごとのバランスをあらかじめ決めておく

まずは、前提として、複数のアセット(資産)に分割して投資していることが前提となります。

積立にしろ一括にしろ、前もって自分で考えるか、何かを参考にしてアセットバランス(資産配分比率)を決めておきます。

正直、このアセットバランスについては答えがありません。

それぞれの人がそれぞれのファイナンシャルプランを元に、自分の耐えられるリスクと目指すリターンを考慮しながら決定します。

参考情報として、僕たちの年金を運用しているGPIFでは、現在は国内債券、外国債券、国内株式、外国株式を25%ずつの割合で保有しています。
https://www.gpif.go.jp/gpif/portfolio.html

また、Money Sense Collegeさんの会員制プログラムでは、推奨アセットバランスを教えてくれます。

けんつ
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僕は今の所、長期投資においてはこの推奨バランスで運用しています!

何もわからない日本人が学びながら運用する場合は、まずはこのバランスからスタートするのが良いと思います。

バランスがずれてきた時に、バランスを整える

バランスが決まったら実際にそのバランスで買い付けて運用しますが、何年か経つor相場が大きく動いたりすると、初めに設定したバランスから、どんどん外れてきます。

GPIFのバランスを例にとると、以下のような流れでバランスを整えることになります。

アセット設定バランス変動後売却購入リバランス後
国内債券25%10%15%購入25%
外国債券25%15%10%購入25%
国内株式25%35%10%売却25%
外国株式25%40%15%売却25%

上記の例では、株式が順調に成長して、相対的に債券よりもかなり多くの割合を占めるようになったので、株式を一部売却して、その分で債券を購入、という流れになります。

相対的に値段の高いものを売って値段の安いものを買える

以上のようにリバランスとは、ただただバランスを整える、という行為になります。

ではこのようなリバランスの流れでどういう効果が見込めるか、お気づきですか?

鋭い人はもう気づいたと思います!

そうです!

「株式を高く売って、債券を安く買う」事が出来たんです!

もちろん、頂点で売って底で買う事は出来ませんが、何も考えなくても機械的に、ある程度高く売って安く買う事が出来るのはとっても魅力的だと思います!

けんつ
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どうでしょうか?

これなら、相場の行方なんか全くわからない投資初心者でも実行できそうですよね!

そんな魔法のような手法が、リバランスなんです!ワクワクしますね!

リバランスがなぜ必要か?

これまでの説明で、リバランスが役に立つ手法だというのは分かったと思います。

では、このリバランスがほぼ全ての投資家にとって必要な理由を解説しますね!

未来が予測できる人はいない

まず大前提として、未来は誰にも予測できないという事実があります。

もし未来が予測できる人がいたら、一瞬で億万長者になれます。

あの有名な投資の神様ウォーレン・バフェットジョージ・ソロスでさえ、間違って損失を被ることも結構あるんですよ!

けんつ
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ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスが外すのに、僕らが未来を予測するなんて不可能ですよね・・・

今の値段が高いのか安いのかをバランスをもとに判断できる

では、未来が予測できない中、今の価格が高いか安いかをどのように判断できるのか?

その答えの一つが、アセットバランスの変化にあります!

あらかじめ決めたバランスを自分なりの基準と定めることで、基準より比重が増えれば高い比重が減れば安い、と判断できるのです!

あくまで相対的にですが、基準があることで明確になりますよね!

先の分からない相場の闇の中で、揺るがない基準が一つあるという事は、投資家にとって拠り所となりますよね!

定期的に実施することで、相対的に高く売って安く買うことが出来る

アセットバランスの変化によって、「今高いか安いか」が分かるようになりました。

高いか安いかが分かれば、あとは売買するだけですよね!

リバランスでは、バランスを整えるだけで売る量と買う量も機械的に決定しますので、1年に1回などと期日を決めて実行するだけで、「高く買って安く売る」ということが実行できてしまうんです!

投資家にとって一番の敵は自分の感情です。

それを排除できるのは、本当に素晴らしいことです!

けんつ
けんつ

自分の感情の愚かさを、軽く見ないほうが良いですよ・・・

本当に愚かなんです、人間って。(経験者談;><)

大きくバランスが崩れた時に実施することで、機械的に利食いが出来る

バブルなどで相場が大きく動いた時、「今ピークじゃないの!?現金化したい~!」って思うことがあると思います。

そんな時、感情や自分の判断に任せて現金化してしまうと、その後予測に反して大きく上昇した時などに恩恵を受けられなかったりして、悔しい思いをします。

そして、その後で感情的な間違った判断をしてしまい、損失を出したりします。

そうならないためにも、「バランスが〇〇%ずれたら時期に関わらずリバランスする」と決めておく事も大切です。

これを決めておくことにより、機械的に利食いすることが出来るんです!

利食いとは、利益を回収するという行為です。
ただし、回収した利益をその後どのように使うかがむしろ重要で利益を回収して終わり、にしてしまっては、結局その後の機会損失をしてしまっていることになるのです。
その点リバランスでは、利食いした現金を他のアセットに再投資するわけですから、常に資金が投資された状態を保てます。

常に全資金を投資しているので機会損失を避けられ、かつ利食いも出来てしまうリバランスは、やはり投資家にとって欠かせない手法だと思います!

リバランスの注意点

ここまで説明したように非常に便利なリバランスですが、注意点もあります!

そちらを解説していきます。

売買コストがかかる

まず、売買をするために、売買コストがかかることです。

商品によっては売買手数料がかかる事もありますし、スリッページリスクも負います。

スリッページリスクとは、注文を出してから実際の売買価格が決定するまでの価格変動の事です。
売り注文を出した直後に大暴落などあると、思ったよりもかなり安い金額で売れてしまったりします。逆も然りです。

頻繁にやりすぎても効果は薄い

頻繁にやりすぎても、あまりバランスが崩れていることが少ないので、効果が少なくなります。

1年に1回くらいのペースで良いんじゃないかと思います。

ただ、次に述べる非課税枠を失ってしまう場合などは、実際のバランスを見てほとんど動いてない時はやらなくても良いんじゃないかなー、と思います。

売却により、NISAやつみたてNISAの非課税枠を失ってしまう

NISAつみたてNISAで非課税枠で運用している人は、売却によって非課税枠期間を使い切れない事になる点も注意が必要です。

NISAは5年、つみたてNISAは20年の非課税期間がありますので、NISA/つみたてNISA預り分を売却する場合は、注意が必要です。

iDeCoなら期間に関わらずずっと運用時非課税ですので、両方の口座を持っている方はiDeCoの方で売却する、などの方法も取り得ます。

ただし、別口座を合算してリバランスっていう管理は結構たいへんだとも思いますが・・・

管理できるなら、iDeCoでリバランスするのが合理的ですね!

まとめ

まとめます!

  • 各資産のバランスを決め、そこからずれた分を売買して整えるのがリバランス
  • リバランスをすると、機械的に「高く売って安く売る」事が可能に
  • リバランスは定期的に行い、大きくバランスが崩れたタイミングでもやる
  • リバランスはやりすぎ注意!
  • 全投資家にリバランスは必要!
けんつ
けんつ

最後まで読んでくれて、ありがとうございます!

リバランスは、感情に惑わされずにパフォーマンスを高めるために必要な投資手法です。

この記事を読んで、リバランスの素晴らしさに共感していただけたらありがたいです!

それでは、さようなら!

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